||前九年の役||

今からおよそ900年前に、源頼義(八幡太郎義家といわれた源義家の父)を征夷大将軍とした朝廷軍と東北の雄安倍一族との11年間の(1051〜1062)にわたる戦いです。
この頃の朝廷は、東日本を支配するため各地方の豪族の「力」を利用し、徴税をすすめました。その豪族の中には強大な勢力を持ち独立的な国家形態をとるものもあらわれてきました。

その代表的な豪族に安倍貞任、宗任を中心といった一族があり、やがては朝廷をおびやかすまでの力となっていったのです。
そこで、この一族を制圧しようと源頼家を大将とした朝廷軍をつかわし、安倍氏と戦ったのが「前九年の役」です。