御神徳の由来

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八幡信仰について

八幡神は全国十一万を数え、神社の中で最も多く祀られており、その信仰は総本社である九州は宇佐神宮をもととし全国に拡がりました。 坪沼八幡神社はその一つでありますが、平安時代に京都の男山に国家鎮護の神として祀られた石清水八幡宮の御分霊を勧請しております。 八幡神は源氏の氏神と崇敬され、武神として日本各地に競って祀られました。 主祭神である応神天皇は霊験あらたかで、特に開運厄除の神・勝負に神として広く信仰されております。 御神紋の金鳩は八幡神の神使で平和の象徴であり、祈願成就に導くといわれます。

昇運の神の由来

源頼義・義家親子が安倍氏の支城根添館を攻略するにあたり、激しい抗戦を受け一旦は退散を余儀なくされたものの、再び神像を奉じて進軍し御神威を得て戦勝したとの言い伝えから、敗退からも不屈の精神で再起を果たすことの出来る昇運の御利益があります。昇運は勝運・商運・生運・笑運などにも結びつきます。 八幡神は立身出世の御神徳があり、また「鯉の滝登り」といって滝を登りきった鯉が龍になるということわざがありますが、当社には神のお告げで祀られたという龍神のお姿と、神池には人面魚など鯉が住んでいることから表参道の階段はいつしか昇運の階段といわれるようになりました。

円満(平和)の神について

前九年の戦が終わり、館には源氏の家来が居住、将兵たちは村の平穏を願い所願成就の円満の神として仰ぎ、平和を取り戻し帰農して今に至ります。 また八幡信仰には母子神の信仰があり、特に当社の御祭神は第十五代応神天皇とその父・仲哀天皇(日本武尊の子)、そして母・神功皇后の親子神を祀ります。特に神功皇后は不運を乗り越え、三韓征伐など数々の逸話を持つ強き聖母と知られます。 家庭円満の神であり、子宝・安産・子育ての御利益があり、更には忠臣・武内宿禰の四柱をお祀りしております。